2026年7月に半導体業界で生じたニュースを厳選してご紹介します。
動画で説明:半導体業界ニュース2026年7月号
7月末公開予定
2026年7月時点の世界の半導体市場推移

2026年7月末時点の半導体関連株式市場推移
7月末公開予定
各ニュース記事:半導体業界ニュース2026年7月号
京セラ、長崎諫早工場を開設

京セラは7/1、長崎諫早工場を9月に開設すると発表しました。
この新工場は2024年8月末に地鎮祭が行われ、同年9月に着工していた工場です。2028年度までに約680億円が投じられる計画です。
2026年9月に開設されて、その後順次生産開始の予定ということです。ここではファインセラミック部品、半導体パッケージなどが生産される予定で、2030年度以降は年間250億円規模の生産が行われる見通しです。
京セラの新工場が開設される運びとなりました。今回の建屋は第1工場となっており、投資計画も2028年度までありますので、今後の状況次第ですが工場も増えていくのかもしれませんね。
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京セラ:プレスリリース(7/1)
ADEKA、新基幹研究所である半導体イノベーションセンター本格稼働

ADEKAは7/2、ADEKAテクノロジーセンター久喜に建設した新研究棟である半導体イノベーションセンターを本格稼働すると発表しました。
半導体イノベーションセンターは、同社のテクノロジーセンター東京にあった半導体材料開発研究所と、環境材料開発研究所内の後工程に関わる研究室を集約・拡張した基幹研究所という位置付けです。
クリーンルームや実験室を持つ研究棟で、投資金額はおよそ120億円、2024年4月に着工して2026年4月に竣工していました。
約150名の研究人員が前工程材料のさらなる拡大と、後工程向け新規材料への領域拡大を目指して研究開発に取り組むようです。
ADEKAが同社の半導体研究開発機能を集約した研究棟を本格稼働させるようです。映像や画像を見る限り、研究開発に必要な施設や設備などが整った環境で、ここで働ける方々が羨ましいですね。
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ADEKA:プレスリリース(7/2)
インフィニオン、ドイツ ドレスデンにパワー・アナログ半導体工場を開設

インフィニオン・テクノロジーズは7/2、ドイツのドレスデンに新工場Smart Power Fabを開所したと発表しました。
同社史上最大となる50億ユーロを投じたこの工場は、インテリジェントパワー半導体およびアナログ・ミックスドシグナル技術を扱う世界最大の工場になるとしています。また、これにより同拠点の生産能力は倍増し、新たに1,000人の雇用を生み出す予定です。
製造されるチップは、消費電力が急増するAIデータセンターや電気自動車、再生可能エネルギーなどの電力供給を支える中核部品です。さらに工場の設計から運用にデジタルツインやAIを導入し、生産の立ち上げを高速化し予定よりも数か月早く開設に至ったようです。
インフィニオンが巨大な工場を前倒しで開設したようです。AIの普及でデータセンターの電力消費激増が世界的な課題となる中、高効率な電力制御を担うパワー半導体の巨大工場が前倒しで稼働したことは非常にタイムリーです。また、本件はEU半導体法に基づく約10億ユーロの補助金が活用されており、同法の成功例になるのではないでしょうか。
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インフィニオン・テクノロジーズ:プレスリリース(7/2)
キオクシア、北上第2製造棟にて第10世代3次元フラッシュメモリの生産開始

キオクシアは7/3、サンディスクと共に北上工場の第2製造棟において、第10世代3次元フラッシュメモリの生産を開始したと発表しました。
2025年秋に稼働した第2製造棟は、免震構造やAIを活用した生産の最適化など最新鋭の設備を備えています。
これまでは第8世代3次元フラッシュメモリを生産していましたが、今回の第10世代製品の導入により、生産規模のさらなる拡大を進める方針です。第8世代および第10世代の3次元フラッシュメモリはいずれも、独自のCBA(CMOS directly Bonded to Array)技術を採用しており、AI普及で需要が急増するデータセンター向けなどに、高性能・大容量・低消費電力を実現しているということです。
また両社は、合弁事業を2034年末まで延長することも発表し、今後も強固な連携で最先端技術を安定供給していくとしています。
AIの普及に伴うデータ量の爆発的な増加でメモリ需要が再拡大する中、最先端の第10世代製品の量産開始は、キオクシアの競争力をさらに高めるであろう力強いニュースですね。今後は更なる生産能力拡大のために新工場を建設するのか注目していきます。
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キオクシア:プレスリリース(7/3)
マイクロン、AI向け先進メモリ製造に向けて広島工場拡張に着工

マイクロン・テクノロジーは7/4、AI向け先進メモリの急激な需要拡大に対応するため、広島工場において新たなクリーンルームの建設を開始したと発表しました。
第一期工事は約2万8,000㎡の規模で行われ、次世代DRAMなどの先端製品の量産体制を大幅に強化するとしています。
製造装置の搬入開始は2028年後半を予定しており、総投資額は約1兆5,000億円、その内経済産業省から最大5,360億円の支援を受けます。本拡張により1,000人以上の新規雇用創出も見込まれています。
マイクロンが広島工場の拡張を進めます。AIの急速な普及により、高性能な先端メモリの確保は世界的な課題となっています。その中核となる量産拠点のひとつが日本に置かれ、1.5兆円規模の巨額投資が行われることは、日本の経済安全保障や半導体産業において極めて大きな意義を持ちそうです。
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マイクロン・テクノロジー:プレスリリース(7/4)
