【半導体関連工場MAP】広島県版

当ページのリンクには広告が含まれています。

広島県に立地している主な半導体関連工場についてまとめました。

この記事を書いた人

【プロフィール】

  • 上場企業の現役半導体プロセスエンジニア
    (経験10年以上)
  • 多くの材料メーカーや生産委託先企業との業務経験あり
  • 著書を出版しました
  • 詳しいプロフィールはこちらからどうぞ
ずーぼ  
目次

動画で説明:半導体関連工場MAP 広島県版

鋭意作成中

半導体関連工場MAP 広島県版まとめ

広島県に立地している半導体関連企業を全部で6つ取り上げます。その一覧と、地図上のおおよその配置は上記の通りです。

そして経済構造実態調査に基づく「電子部品・デバイス・電子回路製造業」の広島県における事業所数、従業員数、製造品出荷額は以下の通りです。

  • 事業所数:43(全国33位)
  • 従業員数:6,628人(全国32位)
  • 製造品出荷額:6,002億円(全国5位)

半導体関連工場MAP 広島県版各工場

三菱電機 パワーデバイス製作所 福山工場

三菱電機のパワーデバイス製作所 福山工場は広島県福山市にあります。

同社は多岐にわたる事業を展開する総合電機メーカーであり、パワーデバイス製作所 福山工場では需要が拡大しているパワー半導体を専門に手掛けています。

同工場の施設は、1985年に竣工したシャープ福山工場をルーツとしています。2020年に三菱電機がシャープから福山事業所の一部土地と建物を取得し、新たにパワーデバイス製作所 福山工場として開設しました。

2021年に同工場としての本格的な稼働を開始したのち、翌2022年には8インチSiウエハ対応生産ラインでの量産稼働をスタートしました。さらに2023年には、より大口径となる12インチSiウエハ対応生産ラインの設置を完了させるなど、急速に生産体制を強化しています。

2024年からは、ダイシングなどの精密な加工工程を経た12インチSiウエハを用いたパワー半導体チップについて、モジュール組立工程に向けた本格的な供給を開始しました。8インチおよび12インチウエハの双方に対応する生産ラインを備え、同社のパワー半導体安定供給を牽引する中核拠点として機能しています。

フォックスコン福山テクノロジーズ 福山事業所

フォックスコン福山テクノロジーズの福山事業所は広島県福山市にあります。

同社は鴻海(ホンハイ)の投資会社である鴻元國際投資股份有限公司が株式を保有する企業であり、半導体レーザーの製造やファウンドリ事業を専門に手掛ける半導体メーカーです。

そのルーツはこちらもシャープの半導体事業に遡ります。1985年にシャープ福山第1工場が竣工したことに始まり、その後1999年には現在の生産の主力となる福山第4工場が竣工しました。

2002年に竣工した三原工場で赤外・赤色半導体レーザーの生産などを行っていましたが、2017年に同レーザー事業を福山工場へと移転しています。その後、2019年にシャープからレーザー事業を承継してシャープ福山レーザーが設立され、さらに2021年にはシャープ福山セミコンダクターから半導体製造事業も承継しました。

2025年に鴻海グループの100%子会社となったことで、社名を現在のフォックスコン福山テクノロジーズへと変更しています。同事業所の福山第4工場は、8インチウエハ対応で0.35〜0.13μmプロセスの技術を持ち、月産24,000枚の生産能力を備えています。

マイクロンメモリジャパン 広島工場

マイクロンメモリジャパンの広島工場は広島県東広島市にあります。

同社はマイクロン・テクノロジーの子会社で、DRAMを手掛けています。

その歴史は、1988年に広島日本電気として設立されたことに始まります。翌1989年に現在の広島工場が稼働を開始しました。

その後、2003年にエルピーダメモリが前工程事業を譲受して広島エルピーダメモリを設立し、2008年にはエルピーダメモリに吸収合併されるなど、日本の半導体産業の変遷とともに歩んできました。

2012年のエルピーダメモリの経営破綻を経て、2013年にマイクロン・テクノロジーが同社を買収しました。翌2014年に商号を現在のマイクロンメモリジャパンへと変更し、新たな体制でスタートを切っています。

同工場は、開発能力と製造能力を併せ持ち、マイクロンの中でもDRAMテクノロジーの中核を担う重要な拠点として位置付けられています。直近の2026年には新たなクリーンルーム(新建屋)の着工を発表するなど、最先端のDRAMを供給する同社の生産を牽引する主力拠点のひとつとして進化を続けています。

ディスコ 呉工場、桑畑工場、郷原工場

ディスコの呉工場、桑畑工場、および郷原工場(2028年竣工予定)は、広島県呉市にあります。

同社は、半導体製造工程などに不可欠なダイシングなどの精密加工装置全般や、それに使用される精密加工ツールを専門に手掛けるメーカーです。

その歴史は、1937年に第一製砥所として呉市で創業したことに始まります。1958年に現在の主力拠点の一つである呉工場を新設して操業を開始し、1977年に商号を現在のディスコへと変更しました。

翌1978年に世界初となる全自動ダイシングソーを開発して現在の事業基盤を確立し、1989年には生産体制拡充のために桑畑工場を新設しました。1998年には300mmウエハ対応のダイシングソーやグラインダを開発するなど、着実に技術力の高度化を進めてきました。

現在、呉工場および桑畑工場では主力製品である各種加工装置や加工ツールを生産しています。さらに直近の2026年には、今後の需要を見据えて新たな生産拠点となる郷原工場の着工を開始(2028年竣工予定)しています。

ローツェ 本社工場

ローツェの本社工場は広島県福山市にあります。

同社は、半導体製造工程において重要となるウエハ搬送システムやマスク・レチクル搬送システムなどの搬送装置を専門に手掛けるメーカーです。

1985年にローツェとして設立されました。1987年にクリーンロボットを発表し、1989年にはウエハ移載機を発表するなど、創業当初から半導体工場の自動化を支える高度な技術を培ってきました。

現在の本社工場は、1996年に道上工場の増築が完成し、本社機能を同地へ移転・統合したことで設立されました。その後、1998年の300mmウエハ対応標準カセットステーションの発表や、2000年の本社増床工事などを経て生産体制を拡充しています。

2004年にはJASDAQへ上場し、2016年に東京証券取引所市場第一部銘柄に指定されるなど、事業規模を順調に拡大してきました。

直近の2026年には新たな本社新社屋の建設(2029年完成予定)も発表しています。

ジェーイーエル 本社工場、佐波工場、尾道工場

ジェーイーエルの本社工場および佐波工場は広島県福山市に、尾道工場は広島県尾道市にあります。

同社は、半導体製造工程においてウエハを移載する搬送ロボットなど、各種搬送装置を専門に手掛けるメーカーです。

1993年に設立され、2007年に福山工場の新築工事に着工しました。翌2008年に同工場を開設して本社機能を集約し、2015年には増築棟を完成させるなど順調に体制を強化してきました。その後、2018年に本社を現在地へ移転し、現在の本社工場の基盤を確立しています。

半導体関連の需要増加に伴う生産体制拡充のため、2020年には新たに佐波工場を開設しました。さらに、2023年より用地取得と造成工事を進めていた尾道工場を直近の2026年に開設するなど、着実に生産拠点を拡大しています。

半導体業界へ転職するなら

最後にこれらの半導体関連工場へ転職することを希望される方へ、おすすめできる転職エージェントについて書いた記事を貼っておきます。

登録や相談は無料ですし、転職活動自体はノーリスクです。興味のある方は、一度登録してみてエージェントと会話してみることをおすすめします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次