鳥取県に立地している主な半導体関連工場についてまとめました。

【プロフィール】
- 上場企業の現役半導体プロセスエンジニア
(経験10年以上) - 多くの材料メーカーや生産委託先企業との業務経験あり
- 著書を出版しました
- 詳しいプロフィールはこちらからどうぞ
動画で説明:半導体関連工場MAP 鳥取県版
鋭意作成中
半導体関連工場MAP 鳥取県版まとめ

鳥取県に立地している半導体関連企業を全部で2つ取り上げます。その一覧と、地図上のおおよその配置は上記の通りです。
そして経済構造実態調査に基づく「電子部品・デバイス・電子回路製造業」の鳥取県における事業所数、従業員数、製造品出荷額は以下の通りです。
- 事業所数:44(全国32位)
- 従業員数:4,529人(全国40位)
- 製造品出荷額:2,146億円(全国36位)
半導体関連工場MAP 鳥取県版各工場
ダイヘン産業機器 本社工場

ダイヘン産業機器の本社工場は鳥取県鳥取市にあります。
同社はダイヘンの100%子会社であり、主に半導体製造装置に不可欠な高周波電源などを専門に手掛けるメーカーです。
親会社のダイヘン(旧大阪変圧器)の歴史は1919年に遡りますが、現在のダイヘン産業機器は、1970年に溶接機の第二生産拠点として鳥取ダイヘンが設立されたことで操業を開始しました。
1985年に親会社がダイヘンへ商号変更した翌年の1986年より、現在の主力となる半導体製造装置用高周波電源装置の生産をスタートさせました。1989年には半導体ウエハ搬送ロボットの出荷も開始するなど、半導体分野での事業基盤を築いてきました。
同工場では、パワーエレクトロニクスや高周波技術、プラズマ物理、電界・磁場制御技術などを高度に融合させた独自のFine Plasma Technologyを強みとして、プラズマ発生用電源などを製造しています。
2022年には半導体需要の拡大を見据えて高周波電源システムの増産投資を実施し、建屋を増築しています。
プロテリアル 鳥取工場

プロテリアルの鳥取工場は鳥取県鳥取市にあります。
同社は、主にパワー半導体モジュールなどに用いられる窒化ケイ素基板をはじめとする高機能材料を手掛けるメーカーです。
そのルーツは古く、1910年に設立された戸畑鋳物に遡ります。1935年の国産工業への社名変更や1937年の日立製作所との合併などを経て、1956年に日立製作所の全額出資により日立金属工業として新たに設立されました。1967年には日立金属へと社名を変更しています。
鳥取工場自体の設立は1969年です。企業としては1995年に日立フェライトを合併するなど事業再編と強化を重ね、2023年に社名を現在のプロテリアルへと変更しました。そして2024年には、プロテリアルフェライト電子を統合したことで現在のプロテリアル 鳥取工場となっています。
同工場では、パワー半導体モジュール用の窒化ケイ素絶縁基板を製造しています。特に、1mm以上の厚みを持たせた銅に対応できる厚板Cu配線基板などの高度な技術を有しており、低熱抵抗による半導体チップのサイズダウンや、低電気抵抗による大容量化を実現するなど、次世代パワー半導体の性能向上を素材面から支える重要な生産拠点として機能しています。
半導体業界へ転職するなら
最後にこれらの半導体関連工場へ転職することを希望される方へ、おすすめできる転職エージェントについて書いた記事を貼っておきます。
登録や相談は無料ですし、転職活動自体はノーリスクです。興味のある方は、一度登録してみてエージェントと会話してみることをおすすめします。


