福井県に立地している主な半導体関連工場についてまとめました。

【プロフィール】
- 上場企業の現役半導体プロセスエンジニア
(経験10年以上) - 多くの材料メーカーや生産委託先企業との業務経験あり
- 著書を出版しました
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動画で説明:半導体関連工場MAP 福井県版
半導体関連工場MAP 福井県版まとめ


福井県に立地している半導体関連企業を全部で3つ取り上げます。その一覧と、地図上のおおよその配置は上記の通りです。
そして経済構造実態調査に基づく「電子部品・デバイス・電子回路製造業」の福井県における事業所数、従業員数、製造品出荷額は以下の通りです。
- 事業所数:57(全国28位)
- 従業員数:11,012人(全国13位)
- 製造品出荷額:3,305億円(全国22位)
半導体関連工場MAP 福井県版各工場
Amkor Technology Japan 福井地区

Amkor Technology Japan 福井地区は福井県坂井市にある工場です。
この工場は元々、日本電気(NEC)の子会社として設立された福井日本電気の工場でした。その後、ルネサスエレクトロニクスの関連会社を経て、ジェイデバイスへ譲渡されました。2015年にジェイデバイスがAmkorの子会社となり、2020年にAmkor Technology Japanへ社名変更され、現在に至っています。
Amkorは世界的なOSATで、後工程に特化した企業です。Amkor Technology Japan 福井地区もその一翼を担っており、主に車載半導体の製造を行っているようです。
信越半導体 武生工場

信越半導体 武生工場は福井県越前市にある工場です。
越前市は武生市と今立町が2005年に合併してできた市ですので、それ以前からある工場であり、武生の名前を取っているものと考えられます。
信越化学工業の武生工場は1945年と終戦の年にできていますが、信越半導体の武生工場は1970年に完成して稼働しています。
この工場ではシリコンウエハの基となる高純度シリコン単結晶を製造しています。ここで製造されたシリコン単結晶を他の工場へ運びシリコンウエハに加工されていると思われます。
セーレンアドバンストマテリアルズ 本社工場

セーレンアドバンストマテリアルズは福井県福井市にある工場です。
この工場では、半導体製造プロセスに関わる研究開発に使用される各種膜付ウエハの製造を行っています。具体的には酸化膜系、窒化膜系、シリコン系、有機薄膜系、メタル系の成膜加工を行っているようです。
沿革としては1998年にケイ・エス・ティ・ワールドとして設立されました。よく1999年にクリーンルームが完成しています。そして2019年に福井県に本社を置く総合繊維メーカーであるセーレンのグループに参画し、2020年にセーレンKSTへ商号変更、さらに2025年にセーレンKSTからセーレンアドバンストマテリアルズに商号変更して現在に至ります。
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