石川県に立地している主な半導体関連工場についてまとめました。

【プロフィール】
- 上場企業の現役半導体プロセスエンジニア
(経験10年以上) - 多くの材料メーカーや生産委託先企業との業務経験あり
- 著書を出版しました
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動画で説明:半導体関連工場MAP 石川県版
半導体関連工場MAP 石川県版まとめ


石川県に立地している半導体関連企業を全部で5つ取り上げます。その一覧と、地図上のおおよその配置は上記の通りです。
そして経済構造実態調査に基づく「電子部品・デバイス・電子回路製造業」の石川県における事業所数、従業員数、製造品出荷額は以下の通りです。
- 事業所数:47(全国31位)
- 従業員数:10,560人(全国15位)
- 製造品出荷額:3,336億円(全国21位)
半導体関連工場MAP 石川県版各工場
加賀東芝エレクトロニクス

加賀東芝エレクトロニクスは石川県能美市にある工場です。
この工場は社名から分かる通り、東芝の半導体事業を担う東芝デバイス&ストレージの子会社で、1984年に設立されています。1986年から操業が開始しており、その後クリーンルーム棟の拡張が進められました。
近年では2022年に300mm(12インチ)ウエハに対応した量産ラインが設けられ、さらに2024年には新たな製造棟と事務棟も完成しています。
パワー半導体を中心としたディスクリート製品を一貫して製造する巨大な工場となっています。
石川サンケン


石川サンケンは石川県内に3つの工場を持っています。
本社・堀松工場と志賀工場が石川県羽咋郡志賀町に、能登工場が石川県鳳珠郡能登町にそれぞれ立地しています。これらの工場群は社名から示す通りサンケン電気の子会社である石川サンケンが運営をしており、パワー半導体の後工程を担っています。
サンケン電気では主に前工程を山形サンケン、特性検査を福島サンケン、そして後工程をこの石川サンケンといったように子会社ごとに分業しています。
石川サンケンでは2024年1月に生じた能登半島地震の影響を大きく受け、特に志賀工場は被災後、復旧活動を進めて生産再開していましたが、震災影響評価の結果、恒久的使用は困難との結論に至り、2026年4月末までに閉鎖される予定となっています。
TOPPAN 石川工場

TOPPANの石川工場は、石川県能美市にある工場です。
地図を見ると一目瞭然ですが、加賀東芝エレクトロニクスに隣接しています。その理由として、この工場は元をたどれば東芝モバイルディスプレイ能美工場として建設されているためです。その後、ジャパンディスプレイ、さらにJOLEDを経て、2023年にTOPPANが買い取ってTOPPANの石川工場となっています。
そして、次世代半導体パッケージの技術開発および量産ライン構築のための整備が進められて2026年7月からの稼働を目指すとしています。
半導体業界へ転職するなら
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