奈良県に立地している主な半導体関連工場についてまとめました。

【プロフィール】
- 上場企業の現役半導体プロセスエンジニア
(経験10年以上) - 多くの材料メーカーや生産委託先企業との業務経験あり
- 著書を出版しました
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動画で説明:半導体関連工場MAP 奈良県版
鋭意作成中
半導体関連工場MAP 奈良県版まとめ


奈良県に立地している半導体関連企業を全部で3つ取り上げます。その一覧と、地図上のおおよその配置は上記の通りです。
そして経済構造実態調査に基づく「電子部品・デバイス・電子回路製造業」の奈良県における事業所数、従業員数、製造品出荷額は以下の通りです。
- 事業所数:15(全国40位)
- 従業員数:259人(全国46位)
- 製造品出荷額:37億円(全国45位)
半導体関連工場MAP 奈良県版各工場
タカトリ 本社工場

タカトリの本社工場は奈良県橿原市にあります。
同社は、ウエハ表面保護テープ貼付機や剥離機をはじめ、ウエハマウンタ、紫外線照射装置、マルチワイヤーソーなどの半導体製造関連装置を手掛けるメーカーです。
1956年に奈良県大和高田市にて高島機械製作所として設立されました。1964年に商号をタカトリ機械製作所に変更し、1968年に現在の本社工場のベースとなる橿原工場を奈良県橿原市に新設して操業を開始しています。
1983年に半導体機器分野へ進出を果たし、1986年には全自動ウエハ表面保護テープ貼り、剥し機を開発しました。また、同年に社名を現在のタカトリへ変更しています。1990年にはマルチワイヤーソーの開発にも成功するなど、半導体製造工程に向けた装置の技術力を高めてきました。
1988年に竣工した橿原新工場(現在の本社工場)には、1994年に本社機能も移転されました。現在、同工場では主力製品であるウエハ表面保護テープ貼付機・剥離機やマルチワイヤーソーなどを製造しいます。
ジェイテクトサーモシステム 本社工場

ジェイテクトサーモシステムの本社工場は奈良県天理市にあります。
同社は、半導体製造工程に欠かせないバッチ式熱処理装置(縦型炉・横型炉)やランプアニールなどを手掛けるメーカーです。
1967年に光洋精工(現在のジェイテクト)のリンドバーグ事業部と、米国ソーラ・ベイシック・インダストリーの合弁会社として光洋リンドバーグが設立されました。翌1968年に半導体部門が発足し、1970年には半導体製造部門が独立して光洋リンドバーグセミコンが設立されています。
現在の本社工場は、1971年に天理市嘉幡町(現在地)へ工場を移転したことで操業を開始しました。その後、関連会社の社名変更や1981年のテンプレスジャパン吸収合併などを経て、1999年に社名を光洋サーモシステムへ変更し、さらに2022年に現在のジェイテクトサーモシステムへと社名を変更しています。
ダイキンファインテック 本社・奈良工場、大和小泉工場

ダイキンファインテックの本社・奈良工場および大和小泉工場は、奈良県大和郡山市にあります。
同社はダイキン工業の100%子会社であり、半導体製造工程で用いられるバッチ式洗浄装置や枚葉式洗浄装置、さらにはフッ素樹脂素材およびフッ素樹脂加工品などを手掛けるメーカーです。
1956年に東邦化成として設立されました。1958年にフッ素樹脂専用押出機を輸入し、ダイキン工業から技術指導を受け入れたことで現在の事業基盤を築き、1968年からは半導体用機器などの製作を本格的に開始しています。
2023年に社名を現在のダイキンファインテックへと変更しました。本社・奈良工場に加え、直近の2026年には新たに大和小泉工場を竣工させるなど、着実に事業と生産体制を拡大しています。
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