徳島県に立地している主な半導体関連工場についてまとめました。

【プロフィール】
- 上場企業の現役半導体プロセスエンジニア
(経験10年以上) - 多くの材料メーカーや生産委託先企業との業務経験あり
- 著書を出版しました
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動画で説明:半導体関連工場MAP 徳島県版
鋭意作成中
半導体関連工場MAP 徳島県版まとめ


徳島県に立地している半導体関連企業を全部で2つ取り上げます。その一覧と、地図上のおおよその配置は上記の通りです。
そして経済構造実態調査に基づく「電子部品・デバイス・電子回路製造業」の徳島県における事業所数、従業員数、製造品出荷額は以下の通りです。
- 事業所数:10(全国44位)
- 従業員数:6,369人(全国35位)
- 製造品出荷額:4,205億円(全国12位)
半導体関連工場MAP 徳島県版各工場
日亜化学工業 本社工場、⾠⺒⼯場、徳島⼯場、鳴⾨⼯場


日亜化学工業の本社工場および辰巳工場は徳島県阿南市に、徳島工場は徳島県徳島市に、鳴門工場は徳島県鳴門市にあります。
同社は、LED(発光ダイオード)やLD(半導体レーザー)といった光半導体デバイスやモジュール、電子材料などを専門に手掛ける世界的なメーカーです。
その歴史は1956年の設立に始まり、1964年に現在の本社所在地である上中工場が操業を開始しました。1966年に蛍光灯用蛍光体、1970年にカラーテレビ用蛍光体の製造を開始しています。1972年に本社を現在地へ移転し、1974年には徳島工場を稼働させて生産規模を拡大しています。
大きな転機となったのが1993年の青色LEDの開発成功であり、それに伴って1995年に辰巳工場の操業を開始しました。翌1996年には白色LEDの開発にも成功し、2001年からは青色半導体レーザーの量産をスタートさせて事業基盤をさらに強固なものとしています。2006年には新社屋の落成とともに鳴門工場が新たに操業を開始するなど、技術の進化に合わせて生産拠点を段階的に拡張してきました。
現在、これら4つの広大な工場群では最先端の各種光半導体製品や電子材料を製造しており、同社の高度な光技術によるモノづくりを牽引する、重要な拠点として機能しています。
ナイトライド・セミコンダクター 本社鳴門工場

ナイトライド・セミコンダクターの本社鳴門工場は徳島県鳴門市にあります。
同社は、徳島大学との産学連携によって設立され、主にGaN(窒化ガリウム)ウエハやUV-LED、Deep UV LEDなどを専門に手掛けるメーカーです。
そのルーツは、1997年に竣工した徳島大学S-VBL窒化物半導体研究所に遡ります。この研究成果をベースとして2000年に企業が設立され、翌2001年に現在の生産拠点である本社鳴門工場が完成し、操業を開始しました。
大学発の高度な独自技術を背景に着実な歩みを進めており、「半導体・オブ・ザ・イヤー」における2009年および2019年の優秀賞受賞をはじめ、2011年の中小企業優秀新技術・新製品賞における中小企業庁長官賞、2012年のものづくり日本大賞における経済産業大臣賞を受賞するなど、広く評価されています。
同工場では、n-GaN、p-GaN、u-GaNといった各種GaNウエハの製造に加え、紫外線LEDチップや紫外線LEDランプなどを生産しています。産学連携から生まれた次世代の窒化物半導体技術を製品という形に変え、市場へと供給する拠点です。
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